小沢一郎氏「表現の不自由展」への脅迫ファクスに「憎悪しか生まない」

 国民民主党の小沢一郎衆院議員(76)が7日、公式ツイッターを更新。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示に対する脅迫文がファクスで届いたとして、愛知県が6日に愛知県警に威力業務妨害容疑で被害届を出し、受理されたことを受けて「偏狭なナショナリズムに基づく脅迫行為の横行。憎悪は結局、憎悪しか生まない」などと嘆いた。

 愛知県の発表によると、2日朝、展示されていた慰安婦を表現した少女像について「大至急撤去しろや、さもなくばガソリン携行缶持って館にお邪魔するので」と書かれたファクスが会場に届いたという。企画展は3日に中止が発表された。

 小沢氏は「嫌な時代になったものである。偏狭なナショナリズムに基づく脅迫行為の横行。この国は明らかに変わりつつある。とても悪い方に。憎悪は結局、憎悪しか生まない」と指摘。さらに、展示物を糾弾した立場の人たちが脅迫のファクスに対しては強く抗議しない傾向も含めて「政治が『憎悪』を煽れば、最後は収拾がつかなくなるだろう。今この国に何より必要なのは、『良識』と『冷静さ』」と訴えた。

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