吉田拓郎 10年ぶりに新幹線に乗った…小田和正にツアーも相談

 シンガー・ソングライターの吉田拓郎(73)が3日、パシフィコ横浜・国立大ホールでコンサートツアーの最終日公演を行った。今回のツアーでは、初めて自身が作詞・作曲した曲だけを歌唱。1曲目に生ギターの弾き語りで「大いなる~今日までそして明日から」を披露すると、4300人の観客から「拓郎」「拓郎」の大歓声が起こり、すぐさま会場は総立ちとなった。

 MCで、拓郎はフィギュアスケートの紀平梨花(16)が大のお気に入りであることを明かし、アイスショーの音楽を担当しているキーボードの武部聡志(62)にサインを依頼したと披露。拓郎は「“吉田拓郎様”と漢字で書かれたサインをもらった。うずくじゃない」と超ご機嫌だったが、残念ながら紀平は拓郎を知らなかったという。

 今ツアーで拓郎は、6月に10年ぶりに名古屋公演を行い「新幹線に10年ぶりに乗った」という。ツアーは健康面を配慮し、これまで日帰りを前提としていたが、名古屋では2泊したことから、今後のツアーについて小田和正(71)と相談。スイーツを食べながら4時間話し合ったという。拓郎は「結論は出なかったけど、音楽はすてきなものだと断言する。音楽は絶対やめない。生涯曲を作ったり、そういう生活をしたい」と宣言した。

 さらに、拓郎は「歌うことでぜい肉がそがれて、広島から東京に出てきた時の吉田拓郎に帰ってきたような満足感がある」とファンに感謝。「ガンバラナイけどいいでしょう」、「この指とまれ」、「人生を語らず」などアンコールを含め全20曲を熱唱した。

 なお、コンサートにはTHE ALFEEの高見沢俊彦(65)と坂崎幸之助(65)が姿を見せた。

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