新潟県がNGTとの広告契約不更新を発表「県民から歓迎されない」…運営の課題も指摘

 新潟県の花角英世知事(61)は5日、新潟県庁で行われた定例記者会見で、保留していたアイドルグループ・NGT48との広告契約を更新しないことを明らかにした。NGT48は、今年9月に同県で開催される国民文化祭および全国障害者芸術・文化祭のスペシャルサポーターを務めていた。

 NGT48では、昨年12月に当時メンバーだった山口真帆(23)が男性2人から暴行を受ける被害が発生。山口が他メンバーの関与を告発したことから騒動が拡大し、事態を重く見た新潟県も、今年度の広告出演契約を保留していた。

 花角知事は会見でNGT48について「県民から歓迎される状態になったとは思えない」とし、契約不更新の理由を説明。運営側に課題があったと明言し、「課題を克服して、以前のように活躍していただく時期が来て欲しい」と期待を込めた。

 新潟県の担当者はデイリースポーツの取材に対し、「間もなく開幕まで100日を迎える。ここまで事態の改善がみられていないので、タイムリミットを迎えたということ」と回答。スペシャルサポーターの代役は置かないという。

 契約が昨年度で終了し、イベント本番まで継続しなかったことには「残念ですね」とコメント。4月の時点で、新潟県にNGT48に関する苦情や意見が3000件以上寄せられていたことの影響に関しては「(更新が)保留されていたことへの影響はあったかと思います」とした。

 花角知事は3月27日の定例会見で、スペシャルサポーターだったNGT48との広告出演契約更新を保留することを表明。「事態が収束して歓迎される状態になれば、活躍してほしい」としていたが、その後もメンバーに対する脅迫事件や、メンバーによる不適切なSNS投稿が起こるなど騒動は拡大し、運営側の不手際も指摘されていた。

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