史上初!現役タカラジェンヌが甲子園のマウンドに 紅ゆずる、綺咲愛里が始球式に登場

 「阪神-巨人」(30日、甲子園球場)

 長い歴史の中で、現役タカラジェンヌが初めて甲子園のマウンドに上がった。「宝塚歌劇105周年記念ナイター」として実施。宝塚歌劇、阪神タイガースのオリジナルコラボ・ノベルティグッズが来場者に配布され、試合前にはイベントが行われた。

 まず宝塚歌劇団星組組長・万里柚美、副組長・美稀千種が両チームの代表者に記念品と花束を贈呈。その後に星組トップスター・紅ゆずる、トップ娘役・綺咲愛里が登場し、綺咲が見守る中、紅が始球式を行った。

 紅はマウンド上で2度首を振るしぐさを見せ、最後にうなずいた後に投球。「(梅野が)ちゃんとサインを出してくれました」と笑顔を見せたが、ボールは右に大きくそれたとあって「もうちょっとうまく投げられたかな。練習の時の“魔球”が繰り出せずに残念です」と悔しそうに振り返った。

 ともに関西出身で、阪神ファンとして知られており、綺咲は「あの空間にいさせていただいたことを光栄に思います」と感激の表情。紅は「客席で我々が応援して華やかさを演出して、阪神ファンも宝塚ファンもどちらも楽しめるようなコラボができれば」と夢を語った。

 二人は10月の公演を最後に退団することが発表されている。

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