鳩山元首相、安倍首相の外交姿勢を批判「何一つ成果をあげていない」

 鳩山由紀夫元首相(72)が5日、ツイートを更新。安倍晋三首相(64)が外交問題で窮地に立たされている現状とその背景、今後の課題、それでも日本国内では支持されている理由について連続投稿で持論を展開した。

 鳩山氏は「北朝鮮問題では完全に蚊帳(かや)の外に置かれていた安倍首相が、金正恩委員長と会談する用意があると言い出した」と切り出し、「なぜ言い出したのか、それは彼は何一つ外交で成果を上げることが出来ず、北方領土問題も簡単に解決できないと分かったからだろう。足許を見られたら、外交は高くつくのではないかと懸念する」と一刀両断。金委員長との会談を掲げる背景には、ロシアとの北方領土問題の解決に見通しが付ず、停滞している苦しい状況があるとした。

 さらに、鳩山氏は「安倍首相が北朝鮮に行って金正恩委員長と会談するとどうなるか。一番喜ぶのはトランプ大統領だろう。俺が言ってやったから会談ができたと。それで安倍首相はトランプ大統領に借りを作ったことになり、日米貿易交渉で日本は借りを返さなければならなくなる。車と農業、危ないのは農業のほうではないか」と指摘。北朝鮮での会談が実現しても、その先に米国からの圧力によって日本の農業が窮地に陥ると予測した。

 鳩山氏は「海外に出て色んな外国人と話すと分かることがある。プーチンやトランプにあれだけ子ども扱いされているのに、なぜ安倍首相は日本で支持されているのかと、良く聞かれる」と、安倍首相の海外における立ち位置とは反比例して、日本での支持率の高さについて言及。「私は一つは野党の存在感が薄いこと、もっと深刻なことは、メディアが安倍さんを忖度して、真実を報道しないことだと答えている」と理由を説き、報道の在り方に問題提起した。

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