ぜんじろう、爆問太田とは「ノーサイド」 ラジオ直接対決経て「思想は同じ」

 お笑いタレント・ぜんじろう(51)が25日、地元の兵庫・姫路でライブを行い、終演後に爆笑問題・太田光(53)からの呼び捨てを発端とした“対立騒動”について「今回の件はノーサイドでいい。太田君とは同じ思想だった」と終結宣言を出した。2人は23日深夜のTBSラジオ「JUNK爆笑問題カーボーイ」で直接対決していた。

 ぜんじろうはスッキリした表情だった。7日のテレビ番組で太田から呼び捨てされたことに対し、太田か後輩のためイラッとするとツイッターで反応。太田が「てめぇ、いつからオレの先輩になったんだ」などと激怒して火がついた。ぜんじろうがアウエーに乗り込む形で、2人はラジオでバトル。太田は冒頭から「宿敵のゲゲゲのクソぜんじろう」などと連呼し、ぜんじろうは「なんやとこら!といきたいが、苦手やねん」とおとなしく登場した。

 太田が「お前がケンカ売ってきたんだろうが!」と“口撃”を続ける中、ぜんじろうは抜群の記憶力で爆笑問題と過去に共演した際のエピソードを披露。敵のはずがリスペクトすら感じさせ、最終的には“和解”ムードとなって終了していた。

 当日について、ぜんじろうは「番組の始めの方は緊張して覚えてない」と明かし、「後でラジオを聞いて、もっとこう返したら良かったとかはある」と反省。一方で、CM時にはピタリと黙って水を飲んでいたという爆笑問題の2人を「プロやなと思った。(本番で)本気かどうかのスレスレを見せる」と称賛した。

 太田との今後の再共演の可能性を認め、「今回の件はノーサイドでいいと思う。(自分は)もともとキレたりはしてなかった。(番組で言われた)年齢は芸術に関係ないというのは、太田君と同じ思想だった。向こうが(転倒して)頭を打って、こっちはマレーシアにいて、お互いボーッとしてたってことでいい」とした。

 海外での活動歴が長いぜんじろうは、呼び捨てに対するツイッターに、含むものはなかったという。同日は「海外では、遥かに年下の同業者やお客さん、スタッフにZenjiroとかZenとか普通に呼ばれているのに、日本の芸能界で後輩の太田くんにサンジャポで『ぜんじろう』呼ばわりされてちょっとだけイラっとする不思議(笑)なんでしょうね?これって(笑)人の心って複雑ですね~(笑)」とツイート。言いたいことは中身そのもので、「(慣れてるのに)何でこう思ったんだろう」という率直な心境だったと説明した。

 自身の名前を出してかみついてきた太田には「ありがたかった。得がないのに」と感謝した。ラジオではツイート内の「(笑)」をやり玉に挙げられ、「気持ち悪い」「プロなら怒らせようが、何しようが言い切れ」と“説教”された。ぜんじろうは「(笑)をやめろと言われたけど、やっていく。きょうもファンの人にサインするとき、『(笑)を入れて』って言われた。みんな分かってるから」とニヤリ。

 ただ、師匠・上岡龍太郎さん(77)からの教えもあり、「あまり仲良くはしたくない。一線は引いておきたい。これからも爆笑問題だけでなく、日本にとって厄介な芸人になりたい」とした。ラジオ決戦は関係者からの反響があったといい、「松村(邦洋)君から連絡があって、『面白かったです。継続は力なりですね』って」と笑顔で明かした。

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