盗まれたバイク発見!新人レーサーがプロ初陣に望み 小川泰平氏が本人の思い伝える

盗難から7日後に発見されたレース用バイク(提供・小川泰平氏)
盗難から8日後に発見されたレース用バイク(提供・小川泰平氏)
盗難から8日後に発見されたレース用バイク(提供・小川泰平氏)
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 3月20日、18歳の男性が二輪レーサーのプロデビュー戦を目前に茨城県牛久市内で盗まれた時価600万円相当のレース用バイクが、1週間後に同県内で発見されていたことが28日、分かった。元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこの日、デイリースポーツの取材に対して「バイクは水没しており、エンジンが修復するかどうかがデビュー戦出場の焦点」と、取材したレーサー本人の思いを伝えた。

 盗難から1週間後に見つかったバイクは、4月6~7日に栃木県芳賀郡茂木町の「ツインリンクもてぎ」で開催される「全日本ロードレース選手権シリーズ」第1戦に出場予定の大堀和基さんの「ホンダNSF250R」。テレビでバイク盗難のニュースを見ていた釣り人が27日に同県内の霞ケ浦の湖畔で発見し、警察に届けた。

 バイクは機材一式と共に積載されていたワゴン車の「ハイエース」ごと盗まれていた。小川氏は25日に「バイクではなく、海外でも人気のあるハイエースを狙った犯行と思われる。レース用のバイクは公道を走れず、部品も特殊なために簡単にさばけない。バイクだけ捨てられる可能性もある」と指摘しており、実際、ハイエースは現在も発見されていないが、バイクは放棄されていた。

 小川氏はバイク発見を受けて、大堀さんに電話で話を聞いた。

 大堀さんはまず「こうしてバイクが見つかったのは、小川さんらメディアの方たちがテレビやネットで情報を発信してくださったおかげです。ありがとうございます」と感謝した。バイクの状態について、部品は取られていなかったものの、水没していたため、エンジンがかかるかどうか分からないという。

 大堀さんはバイク盗難後も全日本ロードレース選手権へのエントリーを取り下げず、発見されると信じていた。エンジンの修理に望みを託して、出場する意向であるという。大会直前の4月4~5日にテスト走行があり、6日の本大会予選では、250CCのレース用バイクで、1周4・8キロのコース走り、最高時速は210キロに達すると話す。

 大堀さんは「エンジンがかかるかどうか。レースに耐えうる走りができるかどうかをテスト走行で見極めます。それができなければ出場を断念せざるをえない」と小川氏に伝え、デビュー戦の実現に向けて準備を進めている。

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