自由党の小沢一郎共同代表（７６）が２８日、公式ツイッターを更新。安倍晋三首相が２７日の参院予算委員会で、旧民主党政権が導入した子ども手当について「あの頃、愚か者と考えていた人は多いのではないか。率直に言って私もその一人だ」と発言したことに対し、「一体、誰が愚か者なのか」と反発した。

　小沢氏は「総理は子ども手当が愚か者の愚かな政策だと断言した。現実はどうか」と問題提起。「子どもの７人に１人が貧困。生活が苦しいと感じる世帯５５・８％、夫婦の理想の数の子どもを持たない理由の調査では、お金がかかり過ぎるからが１位の５６・３％」と、安倍政権の低所得層に対する政策にデータを挙げて批判した。

　首相就任から６年が過ぎた今でもなお、旧民主党批判を繰り返す安倍首相。小沢氏は「（生活が苦しいと感じる庶民がいる）一方で企業の内部留保は１０年前の２倍近くの４４６兆円。一体誰が愚か者なのだろか」と、疑問を呈した。