Ｖ６の岡田准一（３８）が、２０２０年公開の映画「燃えよ剣」に主演することが１０日、分かった。司馬遼太郎の幕末小説の映画化で、岡田は新撰組副長・土方歳三を演じる。

　共演には「おんな城主　直虎」（１７年）の柴咲コウ（３７）、「西郷どん」（１８年）の鈴木亮平（３５）とＮＨＫ大河ドラマの主演俳優が連ね、「軍師官兵衛」（１４年）の岡田と“大河トリオ”が銀幕に並び立つ。

　類いまれなる手腕で組織を率い、混迷の幕末を駆け抜けた志士・土方。１７年に映画「関ヶ原」で岡田とタッグを組んだ原田眞人監督（６９）は「いつか映画化したいと思っていたが、具体的に動き出したのは岡田さんと会ってから。彼なら土方ができると思った」と迷わず指名した。

　岡田は「身に余る大役。土方歳三の人生を、覚悟と畏怖を持って楽しんで演じたいです」と気合をにじませている。

　撮影は２～４月に京都、滋賀、岡山などを中心に行われる予定。「池田屋事件」で知られる旅館・池田屋を、オープンセットで当時のままに完全再現し、幕末最大の事件を迫力の殺陣で描くという。

　共演はほかに「Ｈｅｙ！　Ｓａｙ！　ＪＵＭＰ」山田涼介（２５）、伊藤英明（４３）。