米津玄師 異例の追加招集で初紅白 TV初歌唱で「Lemon」を徳島から生中継

 シンガー・ソングライターの米津玄師(27)が、大みそかの「第69回 NHK紅白歌合戦」(後7・15)に初出場し、テレビ初歌唱することが25日、分かった。北島三郎(82)やサザンオールスターズが登場する特別企画ではなく、白組歌手としての出場。極めて異例の“追加招集”による初出場で、大ヒット曲「Lemon」を故郷・徳島県からの生中継で歌う。

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 平成ラスト紅白に欠けていたピースが、ついにはまった。

 今年を象徴する1曲といえる「Lemon」。3月にリリースされた同曲はミュージックビデオ再生回数2億4000万回を突破し、「オリコン年間デジタルランキング」シングル部門1位になるなど、輝かしい記録を残した。

 米津にとっては紅白が初のテレビ生出演で、テレビで歌うのも初めて。紅組で同じく初出場するDAOKO(21)の歌唱曲「打上花火」は、米津とのコラボでリリースされたが、紅白では一緒に歌わず、“一曲入魂”となる。

 NHKから熱烈オファーを受けていた米津だが、1度は出場を固辞。11月14日に発表された出場歌手には名前がなかった。関係者によると、その後のNHKの粘り強い交渉と、「Lemon」の“制作秘話”の2つが決め手となって、本番直前の大逆転出場につながったという。

 「Lemon」は元々、石原さとみ(32)のTBS系主演ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として、米津が作詞・作曲した曲。法医解剖医を描いた作品にちなんで、「亡くなった人を思う曲」を依頼されていたが、制作中だった昨年12月、米津が大好きだった祖父が死去。祖父に向けての“鎮魂歌”として仕上がった。

 NHK側が“最後の切り札”として、祖父も暮らしていた米津の地元・徳島からの中継出場を打診したところ、米津が承諾。亡き祖父への思いを乗せて、大みそかに歌声を響かせる。

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