日テレ社長、イッテQ!過去番組も「調査中」 やらせ指摘に「真摯に受け止め」

 日本テレビが26日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。世界のお祭りを紹介する企画に“やらせ”や“でっちあげ”があったのではないかと指摘され、調査を理由に当該のコーナーを休止している同局の人気バラエティー「世界の果てまでイッテQ!」(日曜、後7・58)について、大久保好男社長は現在も調査中で、次回の放送倫理・番組向上機構(BPO)内の委員会までに、BPOへ報告するとした。

 大久保社長は「過去に放送した番組について今、調査を進めております」とした。BPOは「報告書と同録DVDの提出」を求めており、次回の放送倫理検証委員会までに「報告をしなければいけない。報告する予定でおりまして、調査を進めています」と説明した。

 大久保社長は今月15日、自身が会長を兼務する民放連の定例会長会見でこの問題について説明し、コーナーの休止を表明した。この際、番組制作陣に、「やらせ」をしていたという認識はなかったと説明していた。この日の日テレ社長としての定例会見でも、「15日の記者会見で申し上げた通りです。制作陣にそういった意図はないということで、皆さんからそういった指摘を受けていることには真摯に受け止めています」と回答した。大久保社長の考えを再度求められたが、「今、申し上げた通りです」と語るにとどめた。

 今回の問題は、8日発売の週刊文春が5月20日に放送されたラオスでの「橋祭り」でのやらせ(でっちあげ)疑惑を報じ、15日の同誌でも昨年2月12日に放送されたタイでの「カリフラワー祭り」もやらせだったと報道されるなど、出演者・関係者を含め波紋が広がっている。

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