爆笑問題・太田光 裏口入学報道で新潮社を提訴…3300万円の損害賠償

 お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(53)が、出身校である日本大学に裏口入学していたとの虚偽の記事を週刊新潮の「8月16・23日号」などに掲載され名誉を傷つけられたとして、発行元の新潮社に約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて東京地裁に提訴したことが5日、分かった。

 太田の妻で所属事務所の太田光代社長が、デイリースポーツの取材に対応。8月中に訴状を提出していたことを明かし、「私はツイッターで『訴えます』と言っていたので、有言実行しました。記事が出る直前に、私は2時間、(新潮社の)取材に応えたのに、それがまったく反映されてない記事になってましたので」と説明した。

 記事掲載後、光代社長はツイッターで、「何がしたいのか。誰得なのかを探っているわ。今回は訴訟です。仕方がありません」などと新潮社への怒りをあらわにしていた。時事ネタを得意とするコンビとあって、太田は漫才に記事の話題を取り入れたこともあるが、「ネタにしてはいますが、被害を拡大しないためにも否定しています」と夫の思いを代弁した。9日には東京地裁で第1回口頭弁論が開かれるが、太田、光代社長ともに出廷予定はないという。

 同誌は問題の記事で、太田の父親が裏口入学ネットワークを利用して日大サイドに800万円を支払った、などと報じた。報道を受けて太田は「やってないですよ。親父が何をやっていたか、亡くなっているので証明のしようがない」と否定していた。

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