加山雄三 愛船歌った「光進丸」解禁…4月に全焼…次男の山下徹大がリクエスト

 光進丸で撮影したポスターの前で元気にガッツポーズをする加山雄三=東京国際フォーラム
豪華ゲストとオープニングを盛り上げる加山雄三(中央)ら=東京国際フォーラム(撮影・園田高夫)
「ゴー!ゴー!若大将festival2018inTOKYO」に出演した(左から)さだまさし、前川清、加山雄三、BEGINの比嘉栄昇、島袋優、上地等=東京国際フォーラム
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 俳優で歌手の加山雄三(81)のコンサート「ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL2018inTOKYO」が16日、東京国際フォーラムで初日を迎え、さだまさし(66)、前川清&クール・ファイブ、BEGINらがゲストで参加した。加山は17日の『父の日』を前に、次男で俳優の山下徹大(42)からリクエストされ、4月に静岡県西伊豆町の港で全焼し、水没した愛船を歌った「光進丸」を解禁した。

 名曲「君といつまでも」を披露後、山下のサプライズメッセージを武田鉄矢(69)がVTRで代読した。「まだまだ若大将は光り続けられる!これからもみんなの太陽のような存在で居続けて下さい。そういえば、今年の4月1日に起こったあの事故、あれ以来あの歌を歌ってないよね。我々にたくさんの思い出をくれて、36年も永きにわたって光を進み続けたあの船の歌を、きょうは久しぶりにみんなに歌って聞かせてあげて欲しいな」と伝えると、目を閉じて聞いていた加山は感無量の面持ちで了承。

 一桁の年齢から90代もいた観客4000人から拍手が起こり、総立ちとなる中、36年間ともに過ごした“相棒”を思い浮かべながら熱唱した。加山は「皆さんが『光進丸』で立ち上がったときにウルッと来た」と明かした。

 また、船上で制作した演歌で、6日に発売したシングル「嘘よ」もクール・ファイブとのコラボで披露した。会見した加山は、引き揚げられてゴールデンウイーク明けに解体された「光進丸」について「悲しいことは悲しいけど見送った。いろんな幸せを与えてくれた。歌は残るし、思い出も心に残る」と自分に言い聞かせるように話した。

 災害救助船を製作する夢は持ち続けており、「こんなことで僕が苦しんでる場合じゃない。もっと大変な人がいる。(愛船を)手を合わせて見送った。(自分は)81歳だから、4回目の成人が終わって新しい1年。リボーン。新しいスタートのきっかけになる」と前を向いた。

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