今井絵理子議員 RADWIMPS批判に苦言…22日ぶりブログで

 今井絵理子参院議員が12日、22日ぶりにブログを更新し、ロックバンド・RADWIMPSの新曲歌詞が軍歌のようと指摘されるなど物議をかもした件について「とても複雑な心境です」として持論を記した。

 今井氏はこの日朝にブログで「もうかれこれ10年以上になるかな。私はRADWIMPSの楽曲に勇気や感動を与えてもらっている一人です」と切り出し、自身の考えを記すとした。

 「アーティストは作品を通じて純粋に自らを表現をします」とし「表現の手法は作家の自由であり、言葉遣いや色使いに正しいも間違いもありません。決して誰かの同意や批判を得たくて作品をつくるわけでもありません。出来上がった作品がすべてなのです。誰にも伝わらない作品もあれば、世界中の人を共感の渦に巻き込むこともあります。それが芸術というもの」と主張した。

 物議をかもしたRADWIMPSの新曲「HINOMARU」の歌詞について「HINOMARUは軍歌のようだ。HINOMARUは愛国心を表現しているようだ。HINOMARUは言葉遣いがおかしいようだ。作家の想いとは遥かにかけ離れた解釈によりこのような声がSNSを駆け巡っています」と現状を説明したうえで、「その結果、この作品の産みの親である野田洋次郎さんが釈明と部分的に謝罪をする場面に出会い、とても複雑な心境です」と記した。

 今井氏は「野田洋次郎という一人の作家の想いや考えをストレートに偽りなく歌詞に綴り、音を奏でることはいけないことでしょうか」と提起。「もちろん、受け手の解釈も自由であり、それをSNSで表現することも自由」としたうえで「しかし、それは『表現』という言葉こそ同じかもしれませんがアーティストのそれとは全く意味の異なるものです」と指摘した。

 「受け手の個人的な解釈の拡散により作家に釈明と謝罪までさせてしまう今の社会の風潮には賛成することができません」と持論を綴り「これからも引き続き、野田洋次郎らしく、RADらしく、私たちにその世界観を伝えていってほしいと思います」とした。

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