テレ朝常務、「何かあればAbema」とPR 日大会見の緊急対応で注目

 テレビ朝日が29日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。同局が出資しているインターネットテレビの「AbemaTV」が23日に配信した日大アメフット部の内田正人前監督らの“緊急会見”で、注目を集めたと発表した。

 テレビ朝日によると、23日の会見の総視聴数が240万件超だった。この「総視聴数」という数字は、のべの視聴者数のため、地上波テレビの視聴率との単純比較は難しいが、少なくない数字であるとは言える。

 AbemaTVの強みの一つに、突発的な事象に対して即応してチャンネルを増やしたり番組編成を変更することができるという点がある。日大による会見の他、南北首脳会談やTOKIOの元メンバー山口達也氏の会見の模様などを配信したと発表した。

 担当の平城隆司常務は「チャンネル数を瞬時にいくらでも増やすことができますので、こちらでニュースをやっている番組の間に緊急会見があったら同時にできるということがあります。何かあれば会見をAbemaTVでやっているのではないかということをユーザーの方に認知していただければいいと思っております」と、地上波で放送していない、あるいは対応できていない事柄を補完するような存在から、認知度向上を目指していくとした。

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