民放労連女性協議会と民放労組が抗議声明 財務次官セクハラ疑惑受け

 民放労連女性協議会と日本民間放送労働組合連合会は18日、「『財務次官セクハラ疑惑』に関する民放労連の抗議声明」を発表した。

 民放労連女性協議会と民放労組は、福田事務次官のセクハラ問題について「財務省の対応に強く抗議する」と声明。またメディア企業には被害者保護のあらゆる対策を講じて欲しいとした。

 麻生大臣に対しても「セクハラ被害を真剣に受け止めない態度を続けており、とうてい看過できない」とし、安倍首相に対しても「『女性活躍』をうたう政権として、その基盤となる『女性の人権』に真摯に向き合う事が求められている」とした。

 また報道機関である企業に対しても、女性記者、スタッフらが「たとえ屈辱的な思いをしても誰にも相談できないのが実態」「それくらい我慢するべきだなど、個々人に負担を強いる私事や黙認はセクハラを傍観し、容認する態度であり到底許されない」と指摘し「徹底した対策を各社に要求する」とした。

 そして「本件のような問題に際して『現場に女性を出すな』といった安易な対応は、取ってはならない」と結んだ。

 財務次官による女性記者へのセクハラ疑惑は、18日深夜、テレビ朝日が会見を行い、同局の女性社員が被害を受けたこと、最初は同局上司に相談したものの、2次被害を恐れ報じなかったことなどを報道局長が説明していた。

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