モト冬樹、スズメ飼育で都から違法通知届く 弱ったヒナを保護も「諦めるしか…」

 タレントのモト冬樹が13日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」で、スズメの「ちゅんちゃん」を保護し、育てていることが違法であると一部週刊誌に報じられたことを受け、先週、東京都から違法を知らせる書面が届いたことを明かし、「諦めるしかないのかな」と悲しげな表情を浮かべた。冬樹はブログでも、ちゅんちゃんの回復ぶりなどを何度もつづっていた。

 ちゅんちゃんとの出会いは昨年6月。冬樹の妻が「まだ飛べないスズメ、親にエサをもらっているスズメが巣から落ちたかなんかで、カラスに食べられそうになっていた」ところを助けたのが出会い。「基本的に俺も妻も鳥は嫌いなのね。でも生かさなきゃいけないじゃない。死にそうだったから」と、見て見ぬふりは出来なかったと当時を振り返った。

 冬樹によると、保護して2日目に都の環境局に相談したところ、元の場所に戻すように指導されたというが「向こう(環境局)の気持ちも分かるよ?規則だから。でも、気持ちとしてそれは出来ないでしょう。自分でエサを取ることもできない」とコメント。その後、動物園などに自然に戻す方法などを相談しているうちに8カ月が経過してしまったという。

 そしてついに「東京都がうちに『違法ですよ』という書面を送って下さったのが先週」と、都から通知が届いたことを明かし、これで明確に違法だと認識したという。

 「死にそうだったスズメをなんとか生き返らせて、色んな方に相談して今まで…。そのまま元に戻せって無理でしょう、気持ちとして」と、弱っていたちゅんちゃんをそのまま戻すことは出来なかったと当時の心境をもう一度吐露すると「でも法律は守らなきゃいけないですから…。今、妻と悩んでいる最中です。どうしようか。どうにかしなかいけないのはもちろんわかってる」ともコメント。最後に「簡単に言うと諦めるしかないのかな…」と悲しげな表情を浮かべた。

 番組では、スズメなどの野鳥は生態系維持のため飼育はおろか、保護することも鳥獣保護管理法で禁止されていると説明。もしも弱った野鳥などを見つけた場合は、東京都では環境局に連絡をすると、場合によっては動物病院などを紹介してくれることもあり、費用も都が負担すると説明している。

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