吉田豪氏つづる「ラストアイドル」判定難しさ 基準「一概には言えない」

 プロ書評家、プロインタビュアーとして活動する吉田豪氏が18日、自身が審査員として出演するアイドルオーディション番組「ラストアイドル」の審査の難しさについてツイートした。

 「ラストアイドル」は番組開始当初はアイドルグループ「ラストアイドル」の各メンバーに挑戦者が歌唱パフォーマンスで勝負を挑み、勝者が新たな「ラストアイドル」の暫定メンバーとして活動するというルールで行われたオーディション番組。審査員は複数人登場するが、番組から指名された1人の独断で決着をつけるスタイルをとっている。吉田氏は10月に放送された回で暫定メンバーの長月翠と蒲原令奈の対決で蒲原の勝利と判定。パフォーマンス力など総合的に見ると長月が有利とほかの審査員や視聴者が考えていたため、ファンの間で物議を醸した。

 現在は「ラストアイドル」をはじめとする5つのユニットが対決する対抗戦を行っており、優勝したユニットが新シングルの表題曲を担当できる。17日深夜(18日未明)放送回ではHKT48の指原莉乃による「Someday Somewhere(以下、サムサム)」と秋元康氏が手掛けた「シュークリームロケッツ」が対戦。パフォーマンスの完成度はサムサムが上回っているように見えたが、審査員に指名された大槻ケンヂはシュークリームロケッツを勝者とした。

 この日の放送回に出演していた吉田氏も、判定結果には直接影響しないもののシュークリームロケッツを支持していた。ツイッターでは「アイドルは、完成度が高ければ正解というわけでもないし、だからといって完成度が低ければ正解というわけでもない、そのややこしさが面白いと思っています」とつづり、「完成度よりも、そこに熱があるかないかじゃないでしょうか」と提言した別ユーザーのツイートに対しては「そこがまた難しくて、熱がありすぎて暑苦しく感じることもあれば、熱のなさに居心地の良さを感じることもあるから、一概には言えないんですよ」と「アイドル」を評価する難しさを表現した。

 シュークリームロケッツは楽曲の歌い出しの音程が低く、歌いにくそうにしている様子が伝えられた。吉田氏は「シュークリームロケッツはキーを上げるか歌割りを変えるかした方がいいんじゃないかってぐらい歌い出しの低音部分が危なっかしいんですけど、そういうマイナス面よりプラス面の方が多いと感じたから、今回は勝ちに選びました」と支持した理由も説明した。

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