NHK会長 紅白での欅坂3人過呼吸「安全面も配慮して」、担当者「申し訳ない」
NHKが11日、都内の同局で定例の会長会見を開いた。昨年の大みそかに行われた「第68回NHK紅白歌合戦」で、出場歌手の欅坂46のメンバーが歌唱中や歌唱後に倒れてしまったことについて、上田良一会長は「会場で見ていたのですが、実は私は気がつかなくて、後で報告を受けました。安全面も配慮してやらなければならないという感想は持ちました」と振り返った。
番組の担当者は「このパフォーマンスに関しましては、ご出演いただく欅坂の出演者サイドと現場で打ち合わせを重ねリハーサルも重ねながら、準備をしたのですが申し訳ないし残念なことと思っております」とした。
欅坂46は自身の出番とは別に、総合司会の内村光良とのコラボ企画で楽曲「不協和音」の最後のサビから楽曲の終わりまでを再び披露した。この際に、平手友梨奈、鈴本美愉、志田愛佳が過呼吸の症状を訴え、看護師による手当てを受けた。鈴本が倒れる様子は生放送でも確認できた。
また、現場で出演者の体調をチェックする立場のスタッフはいなかったのか、という質問には、担当者が「上下のフロアディレクターが紅白(紅組、白組)を担当しておりまして、出演者サイドと連携をとりながらスタンバイをやらせていただいています。体調不良というお話があるようであれば、そういう対応はとらせていただいたと思っております」とした。