酉年に政変あり!?安倍首相も意識するジンクス多数 自民党の野党転落…応仁の乱も

 2017年の干支(えと)、酉(とり)年には政治が大きく動いた過去がある。安倍晋三首相は年初「酉年は政治の大きな転換点となってきた」と指摘した通り、自ら衆院解散を決断。しかし小池百合子東京都知事が「安倍1強」打破を掲げて希望の党を結成するなど“波乱”の予兆も出てきた。歴史には与党の大勝と大敗両方の結果が刻まれているが、果たして今回は-。

 首相は今年1月、都内や地元・山口県での新年あいさつで、180年前の大塩平八郎の乱や540年前に終わった応仁の乱まで持ち出し「今年は酉年の中でも60年ごとの丁酉(ひのととり)で、大きな改革のエネルギーが爆発する年だ」と予言してみせた。

 自ら解散総選挙を決断した。しかし小池都知事の新党立ち上げから事実上の三極対決となり、情勢は波乱必至。事態は予言通りに進んでいる。

 実際、戦後を振り返ると、酉年の自民党は大勝と大敗、“二極”に振れてきた。

 1969年には佐藤栄作首相(同)が沖縄返還に道筋を付けて解散に踏み切り勝利した。安倍首相が衆院選で初当選した24年前の93年、政治改革を巡る混乱で自民党が大敗し、非自民の細川護熙連立政権が誕生した。この時、参院議員を経て日本新党から初当選したのが小池氏だ。

 前回酉年の2005年、小泉純一郎首相(当時)による郵政解散では、郵政民営化関連法案に反対した自民党造反組への「刺客第1号」として選挙区を変えて出馬し、衆院選圧勝に大きく貢献した。

 小池氏は今年1月、日本記者クラブの懇親会で酉年にちなみ「鳥の目で俯瞰(ふかん)し、虫の目でミクロを見て、魚の目で潮の流れを見る」と“戦闘準備”をうかがわせるような発言をしている。酉年のジンクスは繰り返すのか。

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