新派俳優・永久保一男さんが死去 80歳 膵臓がんで

 新派俳優の永久保一男(本名・山本一男)さんが17日に膵臓がんのため都内の病院で亡くなったことが19日、発表された。80歳だった。

 永久保さんは1956年10月に「女の勲章」で初舞台。伊志井寛門下入団後、「雪夫人絵図」で初代水谷八重子の相手役に抜てきされ注目を浴びた。代表作は「婦系図」の坂田礼之進、「鶴田鶴次郎」早川など。2012年5月、坂東玉三郎主演の「ふるあめりかに袖はぬらさじ」が最後の舞台となった。

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