青井陽治さん すい臓がんで死去…「ラヴ・レターズ」演出家で翻訳家

 演出家で翻訳家の青井陽治さんが1日午前11時32分、すい臓がんのため亡くなった。69歳。葬儀告別式は5日午前10時半から、東京都杉並区永福1-8-1 築地本願寺和田堀廟所で営まれる。喪主は妹・青井裕美さん。

 青井さんは朗読劇「ラヴ・レターズ」の訳・演出を手がけており、昨年8月、建て替えのため一度幕を閉じた東京・渋谷のパルコ劇場のラスト公演「ラヴ・レターズ」も担当した。同作には渡辺謙・南果歩夫妻、風間杜夫・伊藤蘭、柄本時生・前田敦子ら豪華共演者による日替わりで上演され、話題を呼んだ。

 渡辺&南夫妻による昨年8月7日の千秋楽も観劇し、渡辺夫妻、立川志の輔、志田未来、佐藤隆太と、公演終了後の「手締め会」にも登壇。最後は、パルコ劇場の歴史を刻んだ劇場のポスターをバックに笑顔で手を振っていた。

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