砂川さん、がん闘病中も妻・大山さんを介護の日々 おしどり夫婦いつまでも…

 俳優の砂川啓介さんが11日に亡くなっていたことが18日、分かった。所属事務所が発表した。80歳だった。妻はアニメ「ドラえもん」でドラえもんの声などを務めた女優の大山のぶ代さん。砂川さんは2015年に、2年前に胃がん患い、手術を受けていたことを公表。その後尿管がんも患い、病気療養中だった。

 砂川さんは、大山さんとのおしどり夫婦で知られていたが、2015年5月に放送されたTBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」に出演した砂川さんが、大山さんの認知症を告白。大山さんは08年に脳梗塞を発症したことから砂川さんは、認知症の症状も「脳梗塞の後遺症だと思い、病気に気付かなかった」と、当初は認知症に気付かなかったと振り返っていた。

 砂川さんは2015年5月の出版会見で自身も2013年に胃がんを患い、手術を受けたことを公表。体重も10キロ減ったものの「抗がん剤治療も行っていない」と元気に語っていたが、自らの病とも闘いながら、大山さんの介護も行う日々を続けていた。

 今年2月のTBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演した際には、2016年4月に尿管がんが発覚したことも明かし、すぐに治療しなければならないため、自宅介護だった大山を泣く泣く施設に預けたときのことも告白。砂川さんの入院する病院に大山さんはマネジャーとともにやってきたものの、砂川さんの手を握って心配したのはわずか30秒ほどだったと振り返っていた。

 ずっと介護を続けてきた大山さんを残して逝くことに、砂川さんも無念だったに違いない。

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