小朝ブログで悲しみつづる 「着物の話できる先輩が」
元落語協会会長の落語家、三遊亭円歌(さんゆうてい・えんか、本名中沢円法=なかざわ・えんぽう)さんが23日午後1時25分、結腸がんによる腸閉塞のため東京都内の病院で死去した。85歳。23日午前11時ごろに都内の自宅で倒れ、病院に搬送されたが、亡くなったという。
春風亭小朝は24日に更新したブログで、「君に合うからと、染色という噺を薦めて下さったことや昨年、浅草演芸ホールの楽屋で小朝君、身体を大事にしてくれよとおっしゃるので、僕が笑いながらハイと答えたらすっと真顔になって、いやマジだからな、とおっしゃったのが強く印象に残っています」と尊敬する円歌さんの逝去を惜しんだ。
小朝は、落語家になる前から円歌さんの「授業中」を噺していたといい、オシャレで粋だった円歌さんを回想。「着物の話ができる先輩がいなくなってしまったのは寂しいことです」と偲んだ。