森友問題でアッキー涙 首相激怒!夫人の証人喚問を自民党拒否

 安倍昭恵首相夫人が、大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典氏の妻・諄子氏とやり取りしたメールが24日、公開された。籠池氏が主張する100万円の寄付に関して「記憶がない」と問いかけるなど、騒動が勃発して以降も交流は継続していたことが明らかになった。4野党は昭恵夫人の証人喚問を要求したが、自民党は拒否。安倍首相は参院予算委員会で「妻が関与したことにならない」と言葉を強めた。当の昭恵夫人は北九州市での講演に出席。「お騒がせして申し訳ございません」と涙をこぼしたが、具体的な言及はしなかった。

 昭恵夫人と籠池氏の妻・諄子氏とのメールは、昭恵夫人から入手した記録に基づき、自民党の西田昌司参院議員が資料としてまとめたものを公開した。

 昭恵夫人は2月28日、講演料の授受についても記憶がないとして「いただいていたのなら教えていただけますでしょうか」と諄子氏に送信。「あまりにひどい」と返信された。昭恵夫人は「本当に記憶から飛んでしまって、他の講演などは全て振り込みか、銀行に入れて税理士事務所に管理してもらっている」と書き込んだ。

 その後もやり取りは続き、籠池氏の証人喚問の実施が自民、民進両党が合意した3月16日には、諄子氏が「小学校をやめ幼稚園は破産」「権力を使うなら死にます」と訴えたのに対し、昭恵夫人は「私もどうしていいかわかりません。権力など使っていません」と答えた。

 4野党はこの日、籠池氏が前日の証人喚問で明らかになった、夫人担当の政府職員が財務省に照会した結果を、学園の理事長退任を表明している籠池氏に回答したファクスを取り上げ、昭恵夫人の証人喚問を要求したが、自民党は「必要ない」と拒否した。

 安倍首相は参院予算委で「妻の行為は犯罪では全くない。証人喚問というのはおかしい」と愛妻への疑惑払しょくへ必死。「反証できないことを並べ立てるのは誠に遺憾」とし、籠池氏が「口止めとも受け取れるメールが届いた」と話したことに「悪意に満ちたもの」と反論した。

 昭恵夫人は、北九州市内での講演で冒頭、ハンカチで涙をぬぐいながら「お騒がせして申し訳ございませんでした」と発言。満席の会場からは「頑張れ」という声が響いた。講演では、「今日は夫に『行っておいで』と言われて来た」と話し、安倍首相とのなれ初めにも触れたという。

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