俳優の神木隆之介が２２日、都内で、写真集＆ＤＶＤブック「Ｓｉｎｃéｒｉｔé（サンセリテ）」のお渡し会イベントを行い、昨年８月公開のアニメ映画「君の名は。」への思いを口にした。

　興業収入１９４億円を突破と大ヒットを記録した映画で主人公の声を担当。作品は今月１３日から全国のＩＭＡＸ対応シアターでの上映も始まった。友人から「もう一回、見に行くわ」と声をかけられたといい、年を明けても続く反響を喜んだ。

　新海誠監督（４３）が手がけた大ヒット作に関われたことに、「新海監督おめでとうございますという気持ち。携われたのが幸せ。誇りに思いますね」と感謝した。自身も「君の名は。」は何度でも見たい作品で「僕もＩＭＡＸで見に行かなきゃ。ＤＶＤも予約して買います。監督の次の作品を楽しみにしています」と胸を弾ませた。

　今後も声優は続けたいといい、「機会があったら、声の仕事はやらせていただいきたい。表現の仕方も違い、毎回、勉強させていただいている」と次回声優作にも意欲。俳優業では、「社会人１～２年目の役をやってみたい。スーツを着てお勤めしている役はないかも」と新入社員役に期待した。

　「サンセリテ」はフランス語で真実・真心を意味しており、神木の本当の姿に迫った。撮影は熱望していたパリやバルセロナで行った。発売日２１日の仙台を皮切りに２月１１日まで、異例のお渡し日本縦断ツアーを７都市で開催している。