パックンがトランプ就任演説バッサリ 「けんか腰」「居酒屋で愚痴るような文言」
昨年11月の米大統領選を制した共和党のドナルド・トランプ氏(70)が20日、首都ワシントンの連邦議会議事堂で宣誓し、第45代大統領に就任した。就任演説で「米国第一」主義を宣言し「米国を再び誇り高く、安全で偉大な国にする」と強調。新政権は環太平洋連携協定(TPP)からの離脱方針を正式表明した。
米国出身でハーバード大卒のお笑い芸人パトリック・ハーラン(46)は、トランプ氏の演説について「分裂した国民を団結させるべきなのに、選挙中に傷つけた人々のかさぶたをはがすような内容だった」と指摘した。
「米国は強いぞ、交渉には自分を優先するから覚悟をしておけと挑発」し、「けんか腰」に映るという。「飲み友達が居酒屋で熱くなって愚痴るような文言だ。だがそれに共感を覚える白人労働者階級も多い」と話した。
映画監督の森達也氏(60)は「演説からは軌道修正は望めそうもない。独走する恐れがある」とし「トランプ政権をこれまで以上に厳しく監視すべき」とメディアに求めた。