加藤一二三・九段が最高齢勝利 今期で引退決定も77歳0カ月で快挙  

 現役引退が決まっている将棋の加藤一二三・九段(77)は20日、都内の将棋会館で行われた第88期棋聖戦2次予選で飯島栄治七段を破り、77歳0カ月の最高齢勝利記録を達成した。これまでの記録は故丸田祐三・九段の76歳11カ月。歴代3位の通算勝利数も1324勝(1173敗)となった。

 現役最高齢記録を持つ加藤九段は19日に、第75期名人戦順位戦のC級2組から陥落し、規定により引退が決定。今後は棋聖戦のほか、棋王戦、竜王戦、王将戦、NHK杯戦への出場が決まっており、全て敗退した時点で引退となる。

 加藤九段は「最高齢勝利記録は素直にうれしい。(19日に引退が決まり)これからも対局は続いていく。正式に引退したときに、あらためてお話をしたい」とコメントした。

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