女優・松下奈緒（３１）が２０日、大阪市内で、日本語版で声優を務めた映画「ドクター・ストレンジ」（２７日公開）の取材会を開いた。

　同映画は、魔術の力を手に入れたヒーローで、上から目線の天才外科医ドクター・ストレンジの活躍が描かれ、松下は主人公が唯一心を許す女医の吹き替え声優を担当した。

　主演の英俳優ベネディクト・カンバーバッチの印象を聞かれると松下は「海外ドラマ『シャーロック』のイメージが強いですが、今回の作品では色っぽい感じがして、自己中心的だけど、どこか守ってあげたい。上品で、歩くだけでも格好いい。笑わない感じが、女性にはたまらないのではないでしょうか」と力説した。

　今回が初の声優挑戦で「とても難しかったです。外国人の俳優さんが演じているところに、自分の声をのせる作業だったので、その感覚がなかなか掴めませんでした」と振り返った。完成した作品を見ても「緊張して、最初は全然自分の声が耳に入ってこなかった」という。

　作品について「『ドクター・ストレンジ』というキャラクターは、他のマーベルのキャラクターとはまた違う魅力がありますよね。ヒーローが１人っていう設定が良いと思います」と感想。普段、映画を見るときはと聞かれると「吹替派です」と返していた。