スコセッシ監督 会見15分遅れも15分延長の対応

作品への思いを語ったマーティン・スコセッシ監督=都内
かくれキリシタン帳方の村上茂則さん(右)と握手するマーティン・スコセッシ監督=ザ・リッツ・カールトン東京
作品への思いを語ったマーティン・スコセッシ監督=ザ・リッツ・カールトン東京
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 巨匠マーティン・スコセッシ監督が16日、都内で、映画「沈黙-サイレンス-」(21日公開)の来日会見を行い、約1時間にわたり作品への思いを饒舌に語った。

 今月14日に日本に到着したという監督はこの日、会場入りから準備に時間がかかり15分遅れで登場。イスに腰をかけると1988年に作家・遠藤周作の原作「沈黙」に出会ってから28年の時を経て映画化した今作に対する熱い思いを口にした。

 隠れキリシタンの苦難、生きることや信じることの意味を問う作品に「若い頃にとっていたら違う作品になっていたと思う。真剣に取り組んだ。(制作過程で)これは巡礼なんだという感覚を覚えました。大事な作品になった」と感慨深げ。会見開始は遅れたが、15分延長して質疑に応じる対応を見せていた。

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