猪瀬直樹元都知事 都議会のドンにリベンジ画策 小池氏を応援した理由を明かす

 元東京都知事で作家の猪瀬直樹氏が2日深夜に放送されたABCテレビの深夜番組「又吉大吉の眠れない夜を乗り越えて」(後11・40)に出演し、小池百合子東京都知事を応援したことを明かし、その理由は“都議会のドン”へのリベンジだったことを告白した。

 MCは博多大吉とピース又吉。2人は視聴者からの質問を読み上げた。「猪瀬さんが借りたという5000万円。札束をかばんに必死に入れようとする姿が今でも目の前に浮かびます。真相は」との内容だった。

 猪瀬氏は都知事だった2013年の都議会で、選挙資金として受け取った現金5000万円を実際に入れたかばんを見せるように都議から要求され、提出。都議が5000万円の札束と同じ大きさという縦38センチ、横16センチ、高さ10センチの模型を入れようと試み「入らない」と言うと猪瀬氏は「入ります」と押し込んだがファスナーが閉まらなかった。当時、猪瀬氏が汗だくになった映像が何度もテレビで放送された。

 大吉は「用意されたかばんは猪瀬さんが持っていたかばんと同じ?」と質問。猪瀬氏は「僕のかばんを渡したんです。で、絶対入りっこない発泡スチロールの塊を用意しているわけだから。そんなことは知らなかった」と、まさかの展開だったことを明かした。

 汗について猪瀬氏は「あれは切り取り報道。10時間くらいずっと立ちっぱなしだった。汗も流れる」と述べた。猪瀬氏は続けて、「都議会のドンにしてやられたので、今回、小池知事を当選するように頑張ったんだけど、リベンジができかけてる」と話した。又吉が「つながってるんですね」と驚くと、猪瀬氏は「当然ですよ、それは。このまんまじゃ終わんないよっていうのはあるよね」と話した。

 猪瀬氏は2012年12月の東京都知事選直前に医療法人「徳洲会」グループから受け取った選挙資金5000万円を収支報告書に記入しなかったとして公職選挙法違反で略式起訴され、東京簡裁は2014年、罰金50万円の略式命令を出した。

 小池氏は都知事選に立候補を表明した昨年8月、自民党の推薦を依頼する一方、内田茂都連幹事長(当時)を「都議会のドン」と批判していた。

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