庵野秀明監督の経営会社が、元在籍会社で「エヴァ」制作のガイナックスを提訴

 映画「シン・ゴジラ」やアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の監督庵野秀明氏が経営するアニメ制作会社「カラー」が、庵野氏が過去に在籍したアニメ制作会社「ガイナックス」に対し、借入金約1億円の支払いを求め、東京地裁立川支部に提訴していたことが2日、代理人弁護士への取材で分かった。

 訴状などによると、ガイナックスが庵野作品で収入を得た場合、一定の使用料をカラーに支払う契約だった。使用料は2014年5月に計4700万円の債務となり、両社は借入金とすることで合意。カラーは同年8月に別途1億円を貸し付けたが、今年4月から返済が滞っていた。

 原告側弁護士によると、ガイナックスの資金繰りが悪化したとみられる。庵野氏はガイナックス設立に関わり07年まで在籍、「エヴァ」などを制作した。

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