NHK会長、続投目当ての値下げ「120%ない」 結びつける報道を批判

 NHKの籾井勝人会長が1日、同局で定例の会長会見を開いた。かねてから話題になっている受信料値下げと、来年1月24日で任期満了を迎える会長職の続投とを結びつける報道について「やめていただきたい」と報道陣に求めた。

 籾井会長らNHKの執行部は月額50円の値下げを提案したが、局の役員を監督する経営委員会で見送りが決められた。一部では、任期満了直前に、視聴者の利益となる受信料値下げを提案することで、籾井会長が会長職の続投を狙っているのではないか、と報じられていたが、籾井会長は声を荒らげて反論した。

 まず、「そういうことは120%ない」と断言。以前から「お金が余ったらお返しする」と国会や、記者会見など公の場で発言していることや、放送センター建て替えの基本計画がまとまったら剰余金は視聴者に還元を検討すると基本計画で定まっていたことから、任期切れに近いタイミングでの受信料値下げを提案したことを、あらためて説明した。

 報道陣に対して、「いい加減、会長続投とこれ(受信料値下げ)がリンクしている、というのはやめてほしい」と要請した会長は、このような報道を「品がない」と批判した。また、一部で受信料値下げの提案が「拙速」、「勇み足」などと表現されたことにも、執行部としての「理」があるからこその主張だったと反論。「そういう表現はやめていただきたい」と求めた。

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