歌手の美川憲一が３０日、フジテレビ系「バイキング」に生出演し、ＮＨＫ紅白歌合戦で、海外などから特別中継される歌手について「何、今さら出てるのよ」と腹立たしく思っていたことを明かした。また、落選した和田アキ子についても心情を代弁した。

　番組では、世代交代の波が押し寄せた紅白について議論。その中で、ＭＣの坂上忍が、最近の紅白で多くなった海外中継や、別スタジオからの中継について言及。「昔出るのを断って、何年かたって拝み倒されて出る、その人だけが特別に海外で。あれって、目上の人に対してどうなのって。俺、あそこ（紅白出演者）に入ることは一生ないけど、なんだと思うよ」とコメント。

　その感想を受け、感想を求められたのが美川。紅白２６回の出場を誇る大御所だが、“特別扱い”のアーティストたちには「何今さら出てるのよ」と思っていたことを苦笑いで明かしていた。

　また３９回出場の和田アキ子が落選したことについても「ショックでした」と自分のことのように落胆。「本当に彼女をみんなが支えて、応援もみんなでやってきたわけでしょ？４０回までは出て欲しかったし、出してあげてほしかった。あれだけ貢献して、ネットでももういいんじゃないかとか思われても、でも彼女は出たかったと思う」と、和田の心情を代弁していた。