「ドクターX」総合視聴率なら30%目前 テレ朝社長「テレビが元気良かったころの数字」

 テレビ朝日が29日、定例の社長会見を開いた。同局の看板ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(木曜、後9時)は毎回20%を超える視聴率をたたき出しているが、タイムシフト(録画)視聴を含めた総合視聴率では今月17日の放送では28・9%を記録したことが発表された。角南源五社長は「テレビが元気の良かったころの数字になっている印象を受けます」と手応えをつかんでいる様子だった。

 「ドクターX」は17日放送の第6話で、リアルタイムでの視聴率が21・5%だった。これだけでも現在の視聴率水準を考えると超ヒット作と言えるが、タイムシフト視聴率は9・0%あり、双方を加え重複分を除外した総合視聴率は28・9%だったと会見上で発表された。

 タイムシフト視聴率は、各局ともあらたな営業の指標にできないか研究している最中で、ドラマのように「あとでじっくり見たい」と視聴者が思う作品は高くなる傾向が強い。同局の亀山常務によるとテレビ朝日も同様で「ドラマ、アニメ、戦隊ものといったストーリー系が数字が出ている」と見解を示した。また、リアルタイム視聴をしないと情報の“鮮度”が著しく低下する報道やスポーツ番組は「ほぼ0」(亀山常務)だという。

 また、テレビ朝日は同じく看板シリーズの「相棒」も10月12日放送回が、リアルタイム視聴率が15・5%だったのに加え、タイムシフト視聴率は6・8%。総合視聴率では21・4%と20%超えを果たしたと発表した。

 (視聴率はビデオリサーチ日報調べ、関東地区)

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