ペイジ演奏せず 主催者が返金に応じると声明 来年度の割引も発表

 11日に東京・両国国技館で行われた「クラシック・ロック・アワード」(※以下CRA)で、出演を告知していた英ロック・ギタリスト、ジミー・ペイジが演奏を披露しなかった問題で、主催3社が20日、公式サイトで声明を掲載。今回のイベントに「失望」した観客にはチケット代金を返金することを発表した。また、来年も東京で同イベントを開催し、今年の来場者には割引価格で優待することも明記した。

 主催者のKLab Entertainment、TeamRock社、PCM社の3社による声明が20日、KLabの公式サイトに掲載された。

 同イベントでは、ペイジの演奏を目玉とし、告知していたが、プレゼンターとして約2分間登壇しただけで、高額チケットを購入した入場客から「詐欺だ」「ひどすぎる」「チケット代を返してほしい」と不満が噴出していた。この点については、「誰がプレゼンターで誰が演奏するのかということについて認識の相違があったことを確認しました」と“認識の相違”であることを強調した。

 その上で、KLabの真田哲弥CEOは「CRA2016の開催は、私たちにとって大変貴重な学びの機会となりました。(中略)私たちはCRA2016を主催して学んだ多くのことを、次年度以降開催するイベントへの糧にしてまいります」とコメントした。

 また、主催3社は、ペイジ問題で「一部のご来場者様のご期待に応えられなかったため」として、「CRA2016へご来場されたすべてのお客様には、次年度開催予定の『CLASSIC ROCK AWARDS 2017』チケットの先行販売を行い、かつ割引価格でご提供致します」と来年度の開催時に今年度の観客を割引価格で優待することを発表。

 さらに、「一方で、CRA2016に失望されたご来場者様には、チケット代金をご返金させて頂きます」と返金の求めにも応じることも発表した。返金にはチケットの半券が必要だが、「客観的・合理的に確認できる場合」には、半券がなくても返金に応じるという。詳細はKLabの公式サイトに掲載されている。

 同イベントは最も高いチケットが30万円、最低でも1万8000円と高額だった。

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