オノ・ヨーコ作品 米で初の恒久展示

 米ニューヨーク在住のアーティスト、オノ・ヨーコ(83)が平和への願いを込めて造ったオブジェ「スカイランディング」の除幕式が17日、日米交流ゆかりの地である中西部シカゴのジャクソンパークで開かれた。オノ作品が米国で恒久的に展示されるのは初めて。

 スカイランディングはハスの花びらをモチーフにした高さ約3・6メートルのステンレス製オブジェが12枚、芝生の上に生えているような形で設置されている。オノは除幕式で、作品について「空と地が出合い、過去を学ぶ種を生み出し、人と自然が平和と調和の中に生きられる未来を創造する場」と形容した。

 ジャクソンパークには京都府宇治市の平等院鳳凰堂を模し、1893年のシカゴ万博で日本館として使われた「鳳凰殿」があった。隣接の日本庭園と共に万博後はシカゴ市に寄贈されたが、第2次大戦で荒廃。1946年に放火で焼失した。

 スカイランディングは鳳凰殿の跡地に設置。シカゴ万博120年を記念して公園整備事業を始めた地元非営利組織とオノが協力し実現した。

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