日本テレビの大久保好男社長（６６）は２６日、都内で行われた定例会見に出席した。女性に暴行したとして逮捕されたものの不起訴となった俳優・高畑裕太の件に関し、２４時間テレビ内のドラマなどで撮影のやり直し費用などの損害賠償について「現時点で具体的に何かするということを決めていることはない」と明かした。

　高畑は、８月２７日に２４時間テレビ内のスペシャルドラマ「盲目のヨシノリ先生～光を失って心が見えた～」に出演予定だったが、直前に逮捕されて降板。代役を「ＮＥＷＳ」の小山慶一郎が務め、一部の撮り直しが行われた。

　この件について社長は「放送直前での対応で非常に対応に苦慮したことは間違いない。リカバリーを現場が一生懸命、きちんと対応してくれた。それ以上の感想はない」と話すにとどまった。不起訴を受けての復帰に、福田博之編成局長は「検討していない」と語った。