歌丸、腸閉塞でまた入院

 落語家の桂歌丸(79)が27日、腸閉塞治療のため再入院したことを直筆署名入りFAXで発表した。歌丸は「また皆様のもとにすぐ戻ってまいります」と復活を誓った。26日、新橋演舞場で「桂歌丸芸歴65周年記念落語会」に出席後、そのまま入院した。昨年も同時期に腸閉塞で入院しており、体調が心配される。

 落語芸術協会関係者によると、歌丸は16日ぐらいから「疲れたな」と体調不良を訴え、17日に嘔吐。18日に病院に行ったところ、腸に食べ物が詰まっており、腸閉塞と診断された。

 完全な閉塞状態ではなく、固形物は通らないが、水(水分)は飲める「腸狭窄」。正式な病名は『上腸間膜動脈症候群』(十二指腸狭窄症)となる。18日から食事ができず、39キロぐらいだった体重は「37キロぐらいに減っている」(同関係者)という。

 栄養補給の点滴が十数時間かかることから18日からほぼ入院状態にあり、26日に65周年落語会を終え、仕事が一段落したことから、じっくり入院し、検査や治療を進めることとなった。

 昨年、腸閉塞で入院した際には、手術ではなく、鼻からチューブを入れて腸の内容物を排出し、点滴を行いながら、回復を待った。今回も体力的な問題もあり、手術ができるかは不明。脂肪がつけば腸が広がることから、医師からは「太ってくれ」と言われているという。

 入院期間は検査結果を受けて決まる予定で、当分の間、仕事は休養する。日本テレビ「もう笑点」(日曜、後5・25~30)は8月いっぱいの収録を終えており、8月11日から国立演芸場(東京都千代田区)で開催される「8月中席」からの復帰を目指す。

 歌丸は5月23日をもって「笑点」を勇退。同番組から引退する理由を「体力の限界」などとしていた。

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