テレビ番組「大改造！！劇的ビフォーアフター」で追加工事費が膨らみ、代金が未払いだとして、工事を担当した愛知県の建設会社が２６日、放送した朝日放送や東京都の番組制作会社、名古屋市の建築設計会社などに約２９００万円の損害賠償を求め名古屋地裁に提訴した。

　訴状によると、当初の改修費は約２２００万円の予定だったが、建築士や制作会社から追加工事を指示され、約２７００万円増えた。建設会社社長（５４）は「番組ではリフォーム予算が２５００万円と表示されたが事実と異なる。視聴者をだましている」と主張。朝日放送は「追加工事の多くは建設会社の現場管理に問題があったためで、金額の根拠にも疑義がある」とのコメントを出した。