東京都知事選（３１日投開票）のラストサンデーとなった２４日、立候補者たちが都内各所で演説を行い、支持を訴えた。

　野党統一候補の鳥越俊太郎氏（７６）は、東京・銀座四丁目交差点や新宿三丁目の伊勢丹前など、大勢の人でにぎわう歩行者天国などで街頭演説を実施。「選挙戦も残すところ１週間。皆さん一緒に戦って、一緒に前に歩いていき、われわれの都政をみんなで取り戻そう」と大声で呼びかけた。

　出馬表明当初は、具体的な政策を公表できないことを指摘されたが、「５１年記者やってきた。３日あれば大丈夫。東京の抱えている問題をいろいろ勉強した。他の候補に負けない政策を出している」と自信をのぞかせた。

　この日は隣に手話の通訳も登壇させて演説を展開。自身の目指す「弱者にやさしい知事」をアピールしていた。