歌丸後任は消去法で 「まあいいか」
落語家の桂歌丸(79)が22日、東京・麹町の日本テレビで同局系演芸番組「笑点」の生放送スペシャルに出演し、同番組への最後の出演を終えた。放送中は冷静だった歌丸も、終了後には思わず落涙。後継となる6代目の司会者には大喜利レギュラーの春風亭昇太(56)が昇格し、29日の生放送から担当することも発表された。
昇太は「プレッシャーがありますが、一生懸命やります」と所信表明した。
打診された2月に引き受けた。どっきりかとカメラを探したが関係者に取り囲まれ、重大事に気づいた。“永遠の一人身”は「断る状況じゃないなと思った。怖かった。相談する人がいなくて一人で考えた」と明かす。
中村博行プロデューサーによると、チームワークを重視して外部招へい案は立ち消えになったという。回答者として残したい人を考えた結果、「この人ならまあいいか」と、“消去法”で昇太に決めたとして笑わせた。
歌丸は「100%お任せ。昇太流の司会をやって」と背中を押した。2006年から出演する昇太は「一番の新参者。消去法で選ばれたと聞いて気が楽になった。先輩と思わず平行線でやっていけたら」と意気込んだ。
