元ちとせ、5年ぶり映画主題歌

W主演の津川雅彦(中)と松原智恵子(右)
5年ぶりに映画主題歌に挑戦した元ちとせ
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 歌手の元ちとせ(37)の新曲「君の名前を呼ぶ」(8月発売予定)が、俳優・津川雅彦(76)と女優・松原智恵子(71)がW主演する映画「ゆずの葉ゆれて」(8月20日公開)の主題歌に起用されたことが14日、分かった。元が映画に楽曲提供するのは、2011年公開の「日輪の遺産」での「永遠(トワ)の調べ」以来、5年ぶりとなる。

 大ベテランの映画スター、津川と松原による熟練の演技に、大自然で歌唱力を培った実力派シンガーが花を添える。鹿児島市の農村が映画の舞台であることから、鹿児島・奄美大島の出身で、2児の母となった今でも住み続けている元に白羽の矢が立った。

 「ゆず-」は、児童書「ぼくとあいつのラストラン」(佐々木ひとみ著、ポプラ社刊)が原作。津川と松原が演じる老夫婦の、深い愛と静かな別れが描かれる。人の絆や生きる意味がテーマになっており、戦後70年だった昨年リリースし、命の大切さを訴えたアルバム「平和元年」で日本レコード大賞企画賞を受賞したことも、起用理由になった。

 ミディアムバラードをエンディングで響かせる元は「別れはつらいことですが、大切な人との思い出は永遠なんだと映画とこの曲を通じて、感じていただけたら」と、作品への思いを語った。

 最愛の夫を亡くす妻を演じた松原は「心地よい風に乗って、幸せな思いに満たされる、そんな気持ちになりました。やさしい、やさしい気持ちにしてくれる。さみしさは…本当に勇気に変わるんですね」と、元の歌声に感じ入っていた。

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