カトパン&ハリル&エディー 3者対談

 4月末にフジテレビを退社する加藤綾子アナウンサー(30)が7日、都内で、同局系「スポーツLIFE HERO’S」(土曜深夜0・35、日曜、後11・15)の収録を行い、スポーツキャスターとして取材デビューした。サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)、ラグビー日本代表前ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏(56)と3者対談。自己採点を「ハーフハーフ」と女子フィギュア浅田真央(25)の言葉で表現した。

 加藤アナが“ビッグ・ボス”2人を相手に初陣を笑顔で終えた。

 対談後半にキラリと光る“パス”が飛び出した。国立音楽大学出身の加藤アナが「好きな曲は?」と質問し、ハリル監督が「15、16歳のころバンドをやっていた。サッカーに負けないくらいギターに熱中していた。ガガ、マライア・キャリーも聞く」と熱弁。意外な一面を引き出した。エディー氏には気になる選手を尋ね、サッカー日本代表FW岡崎慎司(29)の名前が挙がるなど競技の垣根を越えた話題で盛り上がった。

 大掛かりなデビュー戦だった。カメラは通常3~4台のところを7台も用意。ハリル監督のフランス語、エディー氏の英語、さらに日本語という多言語が飛び交い、同時通訳3人がせわしなく言葉を伝える。約50分間の対談を進行し終えた加藤アナは「難しいですね。英語、勉強します」と誓いを立てた。

 それでも「緊張というより楽しめた」と笑顔で、「真央ちゃんの言葉を借りて、ハーフハーフ」と自己採点。取材をしたい選手に挙げた浅田が14年ソチ五輪後に現役続行の可能性を問われた際の言葉で表現して見せた。

 4月1日に卒業した「めざましテレビ」で多くの人と出会った経験が役立ったと感謝する。日課だった午前3時起床から午前10時起きも試し、「ゆっくり体を起こしていくのが、こんなに心地いいことなんだ」と実感。夜明け前まで飲み、「不思議で初めての感覚」を味わうなど新生活を楽しんでいる。

 今後はスポーツの現場デビューも控えており、「野球、サッカー、女子ラグビーなど現場に行って好きになることが勉強」と足を使うことを誓った。

 対談は10日(後11・45~)に放送される。

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