清原容疑者 関係者が明かす不可解行動

 覚せい剤所持容疑で逮捕、拘留されていた清原和博容疑者(48)が23日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで、警視庁に再逮捕された。使用に関しては逮捕後に認める供述をしていたが、依然として入手経路に関する供述を拒んでいるため、警視庁は全容解明に向けて拘留期限を延長する手続きを踏んだ。

 捜査関係者によれば、警視庁と並行して厚生労働省麻薬取締部でも数年前からスポーツ界、芸能界に薬物汚染が広くまん延しているとして、内偵調査を続けていた。当時から清原容疑者の名前は挙がっており、知名度の高い同容疑者を逮捕、起訴することで、薬物汚染を根底から断つ狙いがあった。

 清原容疑者に関しては野球界でも薬物疑惑に関するウワサがあり、現役引退後に知人らが本人に確認したところ、同容疑者は「やっていない」と、覚せい剤の使用を一切認めなかったという。

 だが、覚せい剤の使用を疑う材料は日ごとに増えていった。深夜、早朝を問わず、ろれつの回らない口調での電話。また、清原容疑者が通っていた飲食店で、同容疑者が専用で使用していた棚に某スポーツ選手がサインをしたことに腹を立て、「絶対に許さん。しばき倒す」と過度な怒りを表す一方、自ら電話を掛けながら、何も話さずに切るなど、不可解な行動が目立ち始めていたという。

 引退後も推定最高年俸4億5000万円を稼いだ現役時代と変わらぬ豪放磊落(らいらく)な生活を送り、相場よりも高い値段で覚せい剤を購入していたと見られる清原容疑者の生活は次第に困窮していったのだろう。

 数年前には“裏社会”の闇を描く映像制作関係者に「どんな役でもいいから出演させてもらえないか」と打診したこともあったという。ただ、この関係者は清原容疑者の薬物疑惑に関する情報をキャッチしており、出演を承諾することはなかった。

 輝かしいプロ野球人生から一転、階段を転げ落ちていく清原容疑者。覚せい剤を入手した可能性が高い暴力団関係者の報復を恐れてか、入手経路に関しての供述は拒み続けているが、捜査関係者は清原容疑者の逮捕、立件を起点に、全容解明に努めていく。

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