“イクメン議員”不倫認めた!辞職表明
女性タレント・宮沢磨由(34)との不倫疑惑を週刊文春に報じられた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)=京都3区=が12日、国会内で会見し、報道を認めた上で議員辞職を表明した。
男性国会議員として初の育児休暇取得を宣言していた“イクメン議員”は、宮沢以外の女性とも関係があったと新事実を明かし、「欲が勝ってしまった」と釈明。9日の疑惑判明から4日目。皮肉にも「育児の日」である12日に謝罪を繰り返し、議員辞職願を衆院に提出した。
“ゲス不倫”と報じられたイクメン議員が過ちをざんげし、「自らが主張してきたことと、軽率に行動してしまったことのつじつまが合わない」と議員辞職を表明した。
午前10時45分、報道陣約100人が詰めかけ無数のフラッシュがたかれる中、襟足を短く刈りそろえた宮崎氏は黒のスーツ姿で登場。神妙な表情で深く一礼すると、手に持ったメモに目を落とし「ふーっ」と深呼吸をしながら、「不適切な行為」と不倫を認めた。
5日に都内で男児を出産し、現在も回復が思わしくなく入院中の妻で自民党の金子恵美衆院議員(37)=新潟4区=には、6日夜に洗いざらいを告白したといい、「産後直後にも関わらず妻に大変、酷なことをした。一生涯償って参りたい」と苦しい表情で話した。
妻から「恥をかいてきなさい」と一喝されて臨んだ会見。冒頭の約15分で9回も頭を下げ、何度も水を口に含み、謝罪を繰り返す姿に、イクメン議員として脚光を浴びた面影はなかった。
宮崎氏は1月30日、京都市内の自宅に女性タレントを招き入れ、1泊したと報じられた。出会いについては、1月4日の国会開会日に着物の着付けをしてもらったと説明。相手からの連絡で3回会ったが、今後、会う予定はないとした。
周囲から「チャラい」の声もあった宮崎氏。別の女性とも結婚後に関係があったかを問われ、「否定は致しません」。詳細は明かさなかったが「欲が勝ってしまった」と別の女性との不倫も認めた。
昨年5月に金子氏との再婚を発表した宮崎氏は妻や子供の顔を見て「罪悪感」にさいなまされたという。「できれば妻とこれからも一緒に生活をしていきたい」と願望を口にしつつ、「そんな虫のいい話はない」とも語った宮崎氏。16日の衆院本会議で辞職が許可される方向。政界への未練も残しつつ、今後は支援者への謝罪行脚に奔走することになる。