水木さんの地元、鳥取・境港もガックリ

 「ゲゲゲの鬼太郎」など独自の妖怪物や戦記で知られた漫画家の水木しげる(みずき・しげる、本名武良茂=むら・しげる)さんが30日午前7時18分、多臓器不全のため東京都三鷹市の杏林大病院で死去した。93歳。鳥取県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、後日、お別れの会を開く。喪主は妻武良布枝(むら・ぬのえ)さん(83)。

 妖怪像などが並ぶ「水木しげるロード」や「水木しげる記念館」などがあり、観光地になっている出身地・鳥取県境港市では驚きや悲しみが広がった。記念館の庄司行男館長(59)は「先生は大き過ぎる存在だった。今年の夏頃に境港に来た時は元気そうだったのに。信じられない」と言葉を詰まらせた。

 市観光協会の枡田知身会長(74)は「100歳まで生きられると思っていた」と落胆。「鬼太郎」関係のお土産製造販売会社に勤める深沢忠志さん(41)は「境港といえば海産物と妖怪が2本柱。この1本が水木先生の力だった」と、故郷への貢献をたたえた。

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