原節子さん死去 95歳 伝説の大女優

 小津安二郎監督の「東京物語」や今井正監督の「青い山脈」に出演し、日本映画の黄金時代を支えた伝説の大女優、原節子=本名・会田昌江=さんが9月5日に肺炎のため、神奈川県内の病院で死去していたことが25日、分かった。95歳だった。横浜市出身。

 生涯独身を通し、日本人離れしたたぐいまれな美貌で『永遠の処女』『日本のグレタ・ガルボ』と呼ばれた。1963年、小津監督の葬儀に姿を見せたのが最後となり、女優業を引退。以降、表舞台には一切立っていなかった。

 63年以降、生涯、表には出ないというスタンスを貫いた原さん。引退後はあまり外出することはなく、近年は神奈川・鎌倉の自宅で静かに暮らしていた。女優・司葉子(81)は、原さんを「ほんとに素敵なお姉さま」と姉のように慕い、時々電話をするなど、交流を続けていたという。

 自宅で原さんの身の回りの世話をしていた甥は昨年12月発売の週刊誌の取材に答え、「基本的外出はせず、車でお寺に行ったり、月に何回か外に出るくらいです」と生活ぶりについて説明していた。

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