なでしこサポーター、五輪でリベンジ願う

 なでしこジャパンは6日のサッカー女子W杯カナダ大会決勝で、米国に敗れて、惜しくも連覇を逃した。日本中が勝利を祈ったが、その願いは届かなかった。

 国内各地のスポーツバーから声援を送ったサポーター。約50人が集まった東京都中野区のスポーツバーでは、試合が終わると拍手が湧き起こった。東京都小金井市の主婦鈴木恵さん(50)は「今回は完敗。世代交代して、来年の五輪でリベンジしてほしい」と次を見据えた。

 日本人の妻と来日した米コロラド州のフランク・ジョエルさん(42)は「日本は高い技術を持った驚くべきチームだ。今日は前半の失点が響いたが、米国とはこれからも良きライバルであり続けるだろう」と話した。

 選手の地元でも、早朝から必死に声援を送り続けた。

 FW大儀見優季(27)が育った神奈川県厚木市内のホールには市民ら約180人が集結した。大儀見のゴールの瞬間は会場が総立ちに。敗戦に一瞬ため息が漏れたが、すぐに健闘をたたえる拍手が起こった。小学生時代のコーチ安本晃久さん(38)は「優季はこの4年でずいぶんうまくなった。これからも代表チームを引っ張って」とエールを送った。

 主将・MF宮間あや(30)の出身地、千葉県大網白里市では、小学校時代の担任だった内山マサさん(78)が「勇気と元気をありがとうと言いたい」。

 岩手県滝沢市の公民館では約80人が地元出身のDF岩清水梓(28)のプレーを見守った。前半途中での交代には「ああー」とため息。祖父奨さんは(81)「あっという間の展開で頭が真っ白になったのでは。五輪で雪辱して」と期待を込めた。

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