人気子役の本田望結（１１）が１９日、東京・六本木ヒルズで行われた「京の夏の旅キャンペーン４０回記念特別イベント“ほんまもん”だけ３ＤＡＹＳ」に、あでやかな京友禅の振り袖姿で登場、京都出身ということから、イベントの一日ＰＲ大使に任命された。

　本田がステージに登場した瞬間、会場からは拍手とため息と「かわいらしい」の声が沸き起こった。

　梅をちりばめた着物に、緑色の帯、そして舞妓さんたちも愛用するというつまみ簪（かんざし）を刺した姿は、まるで人形のよう。「こんなすてきなお着物を着させてもらって、背筋がピンと伸びる感じです。梅の柄は、幸せがくる柄ということで本当にうれしい」と喜んだ。

　任命式後には、水面に染料を落としただけで染まるという『墨流し染め』にも挑戦。薗部染工の薗部正典さんに手伝ってもらいながら「ラッキーカラーだから」と黄色をメーンに使ってハンカチを染め上げた。墨流し染めに本田も感動の面持ちで、何度も手をたたいたり、口を手で押さえたり。「お水だけなのにこんなに染まるなんて本当にすごい」と目を丸くしていた。

　京都出身で今も京都に住む本田にとって、身近なお店が数多く出ている今回のイベントは楽しかったようで、「京都の有名なお店がたくさんある！」と興奮気味。報道陣から、好きな京都の食べ物を尋ねられると「私は八ッ橋が大好き。いろんな味があるし本当においしいですよ」と目を輝かせていた。

　４０回目を迎える今回のイベントは、京都以外では初となる祇園祭の大船鉾の組立と展示が行われる他、京友禅のきものショー、京都五花街の芸妓・舞妓４０人が集まり舞を披露するなど、かつてない特別感が味わえる内容となっている。

　本田も「盛りだくさんの内容なので、ぜひ遊びに来てください。おおきに、ほな、ごめんやす」と京言葉を交えてＰＲしていた。同イベントは２１日まで、六本木ヒルズアリーナで開催。